0003|念願の大学入学!から、まさかの,,,
前回の続きから。
日々、講評会での順位が上がらない状況の中で、
ただ頭を沸騰させてガムシャラに紙に向かうのではなく、
自分とは全く違うスタイルを真似したらどうだろう?あえて左手で描いてみたらどうだろう?
という意識の変化が起き始めてから、少しずつ絵が変わってきた気がしました。
講評会での評価も上がってきたり、コンクールで上位に入れるようになったり、
トライ&エラーを重ねながら制作に対する考え方を調整することで、
基礎力が徐々に身についていったのだと思います。
三年浪人することとなりましたが、
最終的には多摩美術大学グラフィックデザイン科へ入学を果たすことができました。
第一志望は東京藝術大学デザイン科だったのですが、
多摩美グラフィックもデザイン系の就職において
優れた実績を持つ学校なので、グラフィックデザイナーになる!
という私の夢の第一歩を踏み出せたのです。
大学1年生の時は、課題に取り組みながらサークル活動や
アルバイトにも力を注ぎ、充実した学生生活を送っていました。
しかし、その後、実家の経済的な状況が厳しいことが明らかになり、
3年間の苦労を経て入学した美術大学でしたが、たった1年で退学する事になってしまったのでした…!
これは私と両親とのコミュニケーション不足が完全に原因だったのですが、
当時の自分にはかなりショックで、人生設計が狂ってしまって、
これからどうしたものか…と途方に暮れてしまったのでした…。
,,,また続きます。